池田健人|博士後期課程3年

カール・ポパーについて研究をしています。とくに三世界論に関心があり、科学活動における、その重要性を明らかにすることが目標です。私たちに現前するまさにこの世界とは、果たして物質世界の分析によってのみ語り尽くされることのできるようなものなのでしょうか。ポパーは、三世界論を展開することによって、科学研究の現場における爾余の領域への開かれた視点が確保されるべきことを主張しました。この考察を足掛かりとして、ゆくゆくは、「こころ」の在り方についても論じられるとよいと思っています。

研究キーワード

ポパー, 三世界論, 心身問題

経歴

2013年4月 - 2018年3月鹿児島大学 法文学部 人文学科卒業
2018年4月 - 2020年3月大阪大学大学院 人間科学研究科 博士前期課程修了
2020年4月 - 現在大阪大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程在学中
2021年4月 - 現在日本学術振興会特別研究員DC2在職中

業績

  1. [卒業論文] 池田健人、「非科学的世界像考察の意義と問題点:カール・ポパーの三世界論」、2018年.
  2. [書評論文] 池田健人、「Karl Popper, Knowledge and the Body-Mind Problem: In Defence of Interaction, London and New York: Routledge, 1994」、『年報人間科学』、大阪大学大学院人間科学研究科、第40号、pp. 41-45、2019年.
  3. [学術論文] 池田健人、「世界3の自律性は言語的実体と衝突するのか」、『新進研究者 Research Notes』、日本科学哲学会、第2号、pp. 18-26、2019年.
  4. [修士論文] 池田健人、「ポパーの三世界論における言語の問題」、2020年.
  5. [書評論文] 池田健人、「平野晋、ロボット法:AIとヒトの共生にむけて」、『未来共創』、大阪大学人間科学研究科附属未来共創センター、第8巻、pp. 330-3、2021年.
  6. [学術論文] 池田健人、「知識の成長について:ポパーの三世界論における内実とその展望」、『科学基礎論研究』、科学基礎論学会、第50巻、pp. 1-15、2022年.
  7. [口頭発表] 池田健人、「世界3の過密性と客観的知識の成長について」、大阪大学第17回哲学ワークショップ、大阪大学豊中キャンパス、2019年3月30日.
  8. [口頭発表] 池田健人、「ポパーの世界3における言語的実体の存在について」、科学基礎論学会、金沢大学角間キャンパス、2019年6月16日.
  9. [口頭発表] 池田健人、「なぜ言語は世界3の存在者でなければならないのか」、大阪大学第18回哲学ワークショップ、大阪大学豊中キャンパス、2020年2月11日.
  10. [口頭発表] 池田健人、「三世界論における知識の成長」、日本科学哲学会、オンライン、2020年10月11日.
  11. [口頭発表] 池田健人、「外国にルーツをもつ人々の生きづらさについて:同調圧力の観点から」、コンフリクトの人文学ワークショップ、大阪大学吹田キャンパス、2021年1月14日.
  12. [口頭発表] Kento IKEDA, ‘Popper on the Philosophy of Time: Time’s Arrow in Mechanics’, A Workshop on Contemporary Issues on Time, Online, 7th October 2021.
  13. [口頭発表] 池田健人、「心的力場仮説にもとづいた脳機能分析にみる心身相互作用論の現在」、大阪大学先導的学際研究機構ライフォミクス統合研究部門シンポジウム、大阪大学吹田キャンパス、2022年9月1日.
  14. [コメンテーター] 池田健人、講師:山内裕(京都大学経営管理大学院准教授)「「闘争」としてのサービス:価値共創の理論とデザイン方法論」、第3回共創知研究会、オンライン、2021年1月27日.
  15. [競争的資金] 池田健人、「心への言語的アプローチ:カール・ポパーの三世界論をもとに」、日本学術振興会科学研究費補助金(特別研究員奨励費)、2021年4月– 2023年3月.
  16. [アドバイザー] 池田健人、「探求」、千里高校SGHプロジェクト、2021年10月– 2022年1月.

所属学会

日本哲学会、日本科学哲学会、科学基礎論学会

連絡先

soccer.199494[at]gmail.com

大阪大学科学哲学・分析哲学研究室

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-2
大阪大学人間科学研究科・人間科学部棟内