当科学哲学・分析哲学研究室では、科学哲学はもちろん、科学史や分析形而上学などの幅広い哲学的テーマの探求を行なっています。森田のこれまでの研究の中心は、科学と非科学の境界設定問題、量子力学の哲学、時間の哲学、量子力学初期の歴史などであり、近年は時空の哲学や真理概念の分析、分析的実存主義にも興味をもっています。また、分析哲学、科学哲学の枠にとどまらず、いわゆる大陸哲学分野の成果も取り入れることを目指しています。本研究室の学生たちの研究テーマは多岐にわたっています。たとえば、時空の起源、死は害であるとみなしうるのか、なぜ世界には何もないのではなく何かがあるのか、現代的一元論、AIは倫理的行為者になりうるか、ポパーの第三世界の現代的意義、心理学の哲学などです。本研究室では、研究室内での学生どうしの交流はもちろん、他分野、他大学の研究室の学生たちとの積極的な学術的交流を推奨してます。また、本研究室主催で国際的な学術イベントも開催していきます。
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大阪大学人間科学研究科・人間科学部棟内